会議室いかがですか?
2005-03-07


最初の「ご挨拶」の記事でも触れたのですが、朝日ネットは最初は パソコン通信サービスとして始まりました。

今このブログを見ているであろう皆様がお使いのインターネットというのは、 世界中のコンピュータが主に「TCP/IP」と呼ばれる技術を使って網の目のように 相互に接続しているネットワークです。源流となるものは1960年代から存在 していましたが、日本において普通の人が家庭でも使えるようになってきたのは 90年代の前半からです。

それに対してパソコン通信というのは、中心となる 「ホストコンピュータ」という機械に、ユーザのコンピュータが 電話回線経由等でぶらさがっているような形態のものでした。

そのため、ホストの数だけ独立したネットワークが存在していて、 ほとんどの場合、相互に接続はしていませんでした。そのかわり、 それぞれのネットワークの参加者(ネットワーカー)同士の繋がりは濃く、 あちこちらで独自の世界が構築されていました。

ちなみにパソコン通信は日本では80年代の前半ごろから実験的にいくつかが 稼働しはじめていたようですが、公式に存在できるようになったのは、 通信の自由化が始まった85年からです。

その85年から、企業や、個人やサークルのレベルで開設さ れた草の根ネットワークが多く誕生しました。 朝日ネットも、そういった中で誕生し、「文芸ネット」的な活動や、 「本名居住地公開主義」というポリシーなどから独特の位置にあることが できました。インターネットの今は「本名居住地公開主義」ではありませんが。

さて、そのパソコン通信の会議室、朝日ネットのIDを持っていれば、今でも アクセスできます。

ウェブブラウザで 電子フォーラムのページに アクセスしてみてください。興味のある会議室を見つけたら「ブラウザで入る」を クリックするとIDとパスワードが聞かれますので、入力すると中を見ることが できます。

「ニュースリーダー」と呼ばれるソフト、Windows であれば Outlook Express などにニュースリーダーの機能がありますが、それを使うとより NNTPという方法を使って効率的に会議室のメッセージを読み書きできます。

インターネット時代の今でも活発な会議室がいくつかあります。ぜひ探検して みてください。


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